ダイノサウリアの繁栄

カンブリア紀前後の生物を描いたイラストレーション。

ポート・パービスの石から発見された三葉虫。ロンドン自然史博物館の古生物学部門のコレクションより。

シクロメデューサ 、またはキクロメデューサと呼ばれる先カンブリア時代に繁栄したエディアカラ生物群に含まれるくらげの一種。

南オーストラリアで発見された古杯類の化石。古杯類とは、海綿に類似した化石で先カンブリア時代後期から古生代カンブリア紀前期に繁栄した。

アノマロカリスの復元象。カナダ・ブリティッシュコロンビア州にあるバージェス頁岩から見つかった。

カンブリア紀の海のイメージ写真。カンブリア紀は凍っていた地球が温かくなり、様々な生物が進化した。

ピラニア。海綿動物門に属する海綿。形状は円筒状で枝分かれをしていて、壁は厚かった。

始生代の風景（3800万年から2億5000万年前）をイメージしたイラスト。隕石によって傷つけられた薄いクレーターの地殻と溶けた溶岩が点在している。

ブリティッシュコロンビアで見つかった鰓曳動物の化石。

地質と時代を現した図。 地球の地質学的時間をわけて表現されている。表現されている時代はカンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、ペルミアン、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀、古第三紀、新第三紀、および第四紀。

押し出された先カンブリア時代の地層。

カナダ・ニューファンドランド州にあるグロスモーン国立公園にある5億年前の層状石灰岩と頁岩。

カンブリア紀中期に海中に生息していた固着性の動物、ディノミスクス。チューリップのような形をしていた。

チャールズ・ウォルコット。カナダ・ブリティッシュコロンビア州のバージェス頁岩累層において、カンブリア紀の化石群を発見したことで知られる。

カンブリア紀の海のイメージ・イラスト。

状態が良く美しい三葉虫の化石。カンブリア紀中期、モロッコのサハラにて。

オパビニア。カナダに住んでいて、ゾウの鼻のよう長く伸びた管の先に、ギザギザのついたハサミのような口をもっていた。

オダライア。体は半透明の甲殻で覆われ、さかさまになって泳いだと考えられている。カンブリア紀中期。

現在のナメクジウオにとてもよく似ている動物、ピカイア。全長約5㎝で雑食だと考えられている。

三葉虫の仲間ながら、触覚がとても長かったオレノイデス。動物の死骸などを泥の中から探して食べていたとされている。

メガゾストロドンの復元像。トガリネズミのような形をしていて、夜行性で昆虫やミミズなどの小動物を食べていたといわれる。南アフリカに生息。

キノグナトゥス。クズリやラーテルのような大型のイタチ類と似た体格を持つ獣形爬虫類。歯と手足が犬によく似ている。

モルガヌコドンの復元像。最初期の哺乳類の特徴を備えた絶滅動物で、夜間に昆虫などを捕食していたと考えられている。

プラテオサウルスの群れ。“平らな爬虫類”を意味し、小さい頭と樽のような胴体が特徴。歯は現代のイグアナと似ていて草食であったと考えられている。

シリンガサウルス。インドに生息していた爬虫類の一種で、今のワニに近い種。小さい2本の角が頭に生えていた。

魚竜に属するイクチオサウルスの模型。全長3.3メートルで肉質の背ビレと巨大な尾ビレを持っていた。イカや魚などを捕食していたと考えられている。

最古の翼竜の一つとされるエウディモルフォドン 。翼を広げたときの長さは約90センチメートル。エウディモルフォドンとは「真の２種類の歯」という意味を指す。

ワニを含む動物群に属するバトラコトムス。沼地に住み、名前はギリシャ語で「カエルを切る」を意味し、その文字通り両生類などを捕食していたとされる。

三畳紀前期に出現した爬虫類、ユーパルケリア。初めて二足歩行した爬虫類だとされる。かつては恐竜の祖先だと考えられていた。

ディキノドン類の化石。口吻部から突き出た二本の牙が特徴的で、ペルム紀末期および中生代三畳紀初期にかけて繁栄した。

初期の肉食恐竜であるコエロフィシスの化石。細長く華奢な体系で体長約3メートルの小型の恐竜で、体重は30kgもなかったと考えられている。

アメリカ・バッドランドの三畳紀の地層。それぞれの層に色の違いがみられる。

南ドイツの三畳紀の風景。2匹のコエルロサウルス類・プロコンプソグナトゥスの後ろに、プラテオサウルスが見える。

爬虫類の絶滅した種、タニストロフェウス。恐竜やワニなど主竜類に近縁なプロラケルタ目に属する。トカゲのように危険な目に遭うと尾を自切し、切れた尾は再生したと考えられている。

ペルム紀前期に北アメリカで栄えたディメトロドン。帆のような脊椎の神経棘で体温が低い朝方には日光を浴びて熱を吸収し、体温が上昇しすぎた際には風に当てて身体を冷やしていたと考えられている。

原始的な魚竜、キンボスポンディルス。全長は6メートルから10メートルに達しとても大きかった。ウミヘビのように体をくねらせて泳いでいたと考えられている。

アリゾナの国立公園で見られる珪化木。珪化木とは化石化した木のことである。

ポストスクス。大型の爬虫類で、三畳紀後期の北米において支配的な頂点捕食者だった。見た目は恐竜によく似ているが、遠縁。視力は高く、直立した姿勢で歩くことができたと推測されている。

水生爬虫類フーペイスクス。初めに1950年代の中国で発見された。体長85センチほどで、吻部は細長く、歯は退化している。

初期の古竜脚類恐竜アンキサウルス。首は長い。名前は「トカゲに似たもの」を意味し、低い場所に生えた植物などを食べていたと考えらえている。

マメンチサウルスの化石。中国大陸、中生代ジュラ紀中期~後期。長い首をもつ竜脚類でアジア最大の恐竜。体重は２５-３０ｔあったと考えられている。

コンピーの愛称で知られる小型肉食恐竜、コンプソグナトゥス。全長約1.3メートルの小形の恐竜で、尾が長く、二足歩行をした。

ヴェロキラプトルの復元図。映画ジュラシック・パークでは爬虫類のような鱗をまとい描かれているが、羽毛恐竜であったと考えらえている。

ヴェロキラプトルの骨格。化石はモンゴル、中国内モンゴル自治区、および、ロシアから発見されており、白亜紀後期の東アジアにあった大陸でのみ生息が確認されている。

映画ジュラシック・パークのヴェロキラプトルのプロップ。映画では大きく描かれていたが、実際は七面鳥ほどの大きさであった。

長い首と小さな頭を持つブロントサウルス。名前は古代ギリシャ語の「雷トカゲ」を意味する。アパトサウルスに似た頭骨を持ち、尾の先は鞭のような構造になっていた。

トルヴォサウルスの爪。ジュラ紀後期に繁栄した大型の獣脚類恐竜。属名はラテン語で「獰猛な」を意味するtorvus とギリシャ語で「トカゲ」意味するsauros (σαυρος) から造語された。

ジュラ紀に活躍した恐竜を描いたポスター。

ディクラエオサウルス。北アメリカ大陸に生息していた草食恐竜の属の一つ。全長は約1.2メートルで通常は4足歩行し逃げる時などは2足歩行していたと考えられている。

オメイサウルス。中国で発見された中生代ジュラ紀中期の竜脚類の一種。体長15メートル～20メートル。学名の由来は美しい景観で有名な峨眉山（ウオメイ）のトカゲ。

ワイオミングで見つかったジュラ紀の恐竜の足跡。種類は特定されていない。

ティラノサウルスの化石。ピッツバーグ近郊にあるカーネギー自然史博物館より。

ティラノサウルスのイメージイラスト。最大全長は約13メートル、最大体重は約9トンあった獣脚類の中で史上最大級の体格を誇る種の一つ。

ティラノサウルスの歯のモデル。ロンドン自然史博物館より。ほかの恐竜の化石からティラノサウルスの歯が見つかっていることから、生きた恐竜を襲って交戦したと考えられている。

ティラノサウルスの東部。上下の顎には鋭い歯が多数並んでいるが、他の肉食恐竜と比べると大きい上に分厚く、最大で30センチメートルにも達する。また、餌食となったとみられる恐竜の骨の多くが噛み砕かれていたことから、驚異的な咬合力を持っていたと考えられている。

ステゴザウルス。「Stego = 屋根に覆われた、Saurus = トカゲ」に由来し、まとめて化石が発見されることから、群れで移動していたと考えられている。

原始的な竜脚類、ジョバリア。体長は21.3メートル、体重22.4 トンでほかの竜脚類に比べて尾は単純な構造をしていた。

トリケラトプス。名は「三本の角を持つ顔」を意味し、頭にフリルと3本の特徴的な角がある。4本足の体は現代のサイに似ている。

ワイオミングでディプロドクスの化石を発掘する様子。

始祖鳥のイメージ図。原鳥類に属する恐竜の一属で、大きさはカササギに近い。現在の鳥というよりかは、グライダーのように滑空し短い距離を飛んだと思われている。